Episode 015
守るための戦い(後編)

music:[baby baby]


前回までの『L.D.C.』

 魔界から来た麻宮朱里を取り戻すために魔界へ突入した龍助は、遥,リラ,リコと共に朱里が捕らわれている宮殿へ潜入し、大広間で涼とのバトルになる。
 
 龍助達は圧倒的な涼の力の前に倒される。涼の更なるevolveによるパワーアップによる止めを受ける時に、龍助は意識の朦朧とした状態でオーラに包まれる。その見開いた左目はまるでドラゴンの様になっていたのだった。
 
 朱里は龍助達を心配しつつも足手まといになら無い様に彼らを信じることにして、『レジェンド』のM.と龍助達と脱出出来るように準備を始めていた。アルの依頼だった。
 
 龍助はオーラに包まれた状態で今まで彼からほとんど感じられなかった魔力が急激に増大したのだった。そして、涼を圧倒する力で攻撃を繰り返していた...。

 オーラに包まれた龍助の振り払ったリラの長剣が、涼の顔の横の壁に突き刺さる。そして、再び抜いて切りかかる。涼は槍で防御しながら少しずつ後退させられていた。
「龍助どうしたんだ。意識が朦朧としていた時は適合率が急激に下がっていたのに、今は急激に上がっているぞ。今までにないぐらいに。龍助聞こえるか?おいらの声が聞こえるか?」
 しかし、龍助には聞こえていなかった。
「龍助!しっかりしろ!!!」
 剣にフォームチェンジしているリラが心の声で叫ぶ。
 
 
 龍助の左目がドラゴンの様になり、オーラに包まれ急激な魔力が増大した状態で、涼を圧倒している頃、朱里はM.と宮殿を脱出する方法を模索していた。
「あなたの拘束されていた部屋に張られていた結界をどうやって破ったの?ミーが思うに、かなり高度な結界が張られていると思ったんだけど。あなたやるわね。」
 M.が朱里に尋ねる。
「ううん。私が解除したんじゃないの。」
「え?じゃぁ、誰?」

イラスト:hata_hataさん

「ゆいだよ。」
 由依がM.の服を引っ張る。
「え?またまた~。冗談言って。ミーはまじめに聞いているんだけど。」
 M.が由依の頭をなぜてやりながら言う。
「由依ちゃんなのよ。本当に。この子、不思議な力を持っているみたいなの。μと記された卵から生まれたの。」
「ね?ゆい、すごい?」
 M.に向かって由依がにこっと笑顔を見せる。
「え、卵から…?それは、すごいわね。なんだか、良く分からないけど、この子、本当に怪獣みたい。」
「ゆいはかいじゅうじゃないモン。」
 ちょっとふくれっつらになって、由依がM.の足を軽く叩いて、朱里の方へ駆け寄る。
 
「あなたの捕まっていた三階の部屋の窓から見える二階テラスに飛び移ろうかと思ったんだけど、ちょっと距離があるから、この階の通路を行った先に屋上に出るところがあるはずだから、屋上からテラスに飛び降りるわよ。」
「分かったわ。由依ちゃん、行くわよ。」
「ゆい、つまんない。じゅりのうたききたい。」
「え、こんな時に歌なんて。」

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「ききたい、ききたい。ゆい、じゅりのうたすき。」
 困っている朱里の前で由依が駄々をこねる。呆れた目でM.が由依を見るが、ため息を付いた後で、微笑む。
「しょうがない子だね。ジュリア、小さい声で歌ってあげなさい。その方があなたも気がまぎれるかも。さっきから、下で戦っている南龍助が気になっているでしょう。ミー達は、彼を信じて、足手まといにならないようにして無事に脱出できるように準備しておくのが優先任務なんだから。」
「M.さん…。分かったわ。」
 朱里は『L.D.C.』をフォームチェンジしていたロッドを元のペンダントに戻して首にかけた。由依を抱っこして、階段の下の方から感じる龍助達を案じながら、歩き出す。そして、小さな声で歌いだした。
 
「baby baby 君をずっと守りたいから...
僕を信じて欲しい... save your dream」
 
 その歌は[baby baby]だった。
 M.が朱里の前を行き、通路先の屋上への出口に張ってある結界解除する。由依はうれしそうに朱里に抱きついたまま歌を聴いていた。
 
「落ちてゆく闇に閉ざされたの?
君の優しい笑顔も
 

イラスト:hata_hataさん

立ち向かおう 勇気を振り絞り
君は独りじゃないんだよ 諦めないで
僕がいるから
 
baby baby 君をずっと守りたいから
僕を信じて欲しい
加速していく思いを届けたくて
どんな時でも心に決めた
save your dream」
 
 M.と朱里が屋上へ出る。広大な空が広がり、大きな満月が目の前に一つ光り輝いていた。
「じゅり、あれ、きれいね。」
「そうね。由依ちゃんもお月様好き?」
「うん。」
 由依が朱里の頬に顔を密着させてなんだか照れくさそうに言う。
 
 突然、月の輝きに呼応するように朱里の胸元の『L.D.C.』が輝く。
 朱里の『L'aile du coeur(心の翼)』に、ネイビーのクリスタルが輝いた。同時に『L.D.C.』が点滅する。
「こっちもきれいね。」
「『L.D.C.』にクリスタルがまた増えたみたいね。[baby baby]も”Espoir”だったんだわ。」
 前を歩いていたM.が振り返り朱里に問いかける。
「何よ、そのペンダント?”Espoir”のクリスタルを集めているの?あなた、卵からかえった女の子やそのペンダントや変なものばかり持っているのね。」
「ゆい、へんじゃない!みーがへん!」
 朱里に抱っこされている由依が振り返って、M.にアッカンベーをする。
「あら、ごめんなさい。ミーは悪気があったわけじゃないんだけど、あまりに珍しいことばかり起こるから、つい。そういえば、ミーの武器をbreak throughさせてくれたセル博士はbreak throughが”Espoir”のクリスタルと関係あるようなこと言っていたような、言ってなかったような?何か博士の説明が難しかったから忘れちゃった。」
 
 M.が屋上から一階下の二階のテラスを用心しながら覗き込む。
「もう、南龍助の僕ちゃん達がもたもた戦っている間に、厳重警備になってるわよ。」
「テラスにも警備兵が一人いるのね。」
 朱里が少しはなれたところから声をかける。
「ここでゲートを開いて別の場所へ移動しても、保安局によってゲートの出口を探知されてすぐ捕まっちゃうわね。ミー、あの兵士を倒しちゃうの簡単だけど、ディアブロ様に刃向かいたい訳でもないし。困ったわ~。」
「何に困ったんだ?」
「!?」
 後ろにいたのは、朱里ではなく、J.だった。朱里と由依は兵士に捕まっていた。
「あ、あら、J.じゃない?こんなところで会うなんて奇遇ね。あなたもお月見かしら…?」
 かなり動揺しながら、M.が取り繕う。かなり無理がある。
「特別警戒警備になっているんだぞ。何をしているんだ。私はシーズ博士の命で、ジュリア・クリスティーを移送しにきたら警備兵は倒れているし、結界も解かれていた。おまけに、M.が一緒にいるとは。」
「ミ、ミーもジュリア・クリスティーを、い、移送中だったのよ。命令が重複したんじゃない?ミーが連れて行くから任せて…。」
 M.が冷や汗をかきつつJ.の顔を見る。
「そうか。だったら、M.も同行しろ。今は、R.は南龍助と戦っているから。」
「え、わ、分かったわ。」
 M.はJ.に見つかってしまったので、ひとまず従って様子を見ることにした。朱里に向けてウィンクする。朱里がその意図を汲んで、取り押さえられた状態で軽くうなずく。
 
 
「くっ!おのれ。お前のこの力は何なんだ?このevolveした俺のパワーを凌駕するとは。」
 龍助の攻撃に防戦一方の涼がevolveさせた白い槍を使いながら後ずさりをする。なんとか致命傷を避けてはいるが、龍助による剣の攻撃で切り傷が増えていた。
「朱里を返せ!うぉー!!」
 龍助が叫ぶと、彼の周りを被っていたオーラが一旦小さくなった後で、更に大きくなる。
「龍助、しっかりしろ!どうしたんだ?」
 リラが必死に心の声で龍助に接触しようとするが、一向に通じない。
 
 

イラスト:hata_hataさん

 後ろの方で倒れている遥の左腕に装着されていたリコがre-callから開放され、可愛いドラゴンの姿にフォームチェンジした。
「遥様。しっかり。」
「う、ううう。りゅ、龍助…。」
 遥は涼の攻撃で重症ではあったが、リコの盾のおかげで致命傷は受けていなかった。リコは龍助の攻撃の姿を見て、彼の変わり様に驚きつつも、彼が涼を攻撃で押しているうちに遥を助けようと考える。遥の持っている水の癒し系魔法が注入されている注射の様な物を倒れている遥の首元に注入した。
「うっ。」
「大丈夫ですか?遥様。アル様から預かっていた回復系の道具を注入しましたから、直に少し楽になると思います。私がいるから大丈夫ですの。」
 遥の頬を優しく何故ながらリコが話しかける。
「あ、あたしは大丈夫…。龍助を援護して…。りゅ、龍助を守ってあげて…。」
「分かりました。龍助様はR.を圧倒していますよ。遥様は回復するまで大人しくしていてくださいませ。龍助様の援護に向かいます。ご安心ください。」
 遥がそれを聞いて、ほっとして、気を失う。
「遥様!!…リコにお任せくださいませ。」
 
 リコが振り返り、龍助と涼の戦いを決意の目で見る。
「今は、龍助様の中の何かが開放されて、少し覚醒され始めているかもしれませんわ。あれでは、リラの声も聞こえないですし、R.を倒したとしても他の『レジェンド』が応援に駆けつけたらおそらく朱里様を助け出して逃げることも叶わなくなってしまう。リラはまだre-writeから開放されないと動けないし、私が何とかしなければ…。」
 
 リコがパタパタと小さい翼で飛び立ち、辺りを見渡す。
「あ、あれは!」
 少し離れたところに『D.』と記された短剣が落ちていた。遥の父であるディオール家の頭首が、ディクセンオールから旅立つ龍助に手渡した宝具だった。
 龍助が覚醒始める前、涼に攻撃を仕掛けた時に、re-writeを連続して行った。二刀流から、マサカリ型、そして再び剣のフォームに戻した時、一本のリラの剣と、この『D.』と記された短剣の二刀流にしていたのだった。これは、まだ、龍助とリラがマサカリのフォームに安定してフォームチェンジできないために、囮として使い、その後、二刀流の攻撃に戻したかったのだが、経験が浅いために一度、初期状態の一本のリラの剣にフォームチェンジせざるを得なかったのだ。よって、『D.』と記された短剣を使う様に練習していたのだった。今は、リラの一本の剣のみで『D.』の短剣は落とされたままだった。
「これは、『D.』様の短剣。これだったら、龍助様を正気に戻させることが出来るかも。あの方のご加護があるに違いない!」
 
 リコが『D.』の短剣を両手で持った。そして、大きな声で叫びながら、龍助の方へ投げた。
「龍助様ー!!これを受け取って!!」
 短剣が龍助を目掛けて飛んでいき、龍助はその声に反応して、リラの剣で弾き飛ばした。短剣は、龍助の頭上に舞い上がり、くるくると回りながら落下してくる。そして、ぱしっ、と掴む。
「なんだ、お前も敵か?う、うっつ。なんなんだ。この力は…。」
 龍助がふらふらする。涼が、隙を突いて、龍助の前から少し離れたところへ下がって間合いを取った。龍助は、正気を取り戻す。
「はっ。どうしたんだ。僕は…。槍先で受けた傷も治っている。このオーラは一体?」
「良かったですわ。あの方のご加護があったんですわ。」
 少し涙を流しながらリコが言う。龍助は正気を取り戻したものの、まだ左目はドラゴンの瞳の様なままだった。
 
 
「南龍助という少年と以前戦った時に何かを感じたんだが、あいつの中に封じ込められているドラゴン属性の魔力のようなものが俺のドラゴンキラーに共鳴していたのかもな…。あのチビドラゴンの剣を下手なりに扱えるのもあいつの属性のせいか…。」
 傷ついた身体で涼がゆっくりと槍を構える。
 
「龍助、おいらの声が聞こえるか?」
「うん聞こえるよ。僕はどうかしちゃったみたいだ。」
「ああ、リコがその短剣を投げてくれて掴んでから正気を取り戻したみたいなんだ。さっきまでおいらの声が全然通じなくて焦ったぞ。」
「リコありがとう!リラも心配かけてごめん。」
「どういたしましてですわ。」
「おいらは構わないが、早くR.を倒して、遥も救出して、朱里を取り戻そう。」
「そうだね。遥ちゃんは大丈夫?」
 龍助へリコが答える。
「大丈夫です。ちゃんとアル様から預かった回復用の道具を注入しておきました。気を失っていらっしゃいますが、直に回復されますから、ご安心ください。」
「よ、よかった…。リコ、遥ちゃんを頼む。すぐに行くと伝えて。リラ、僕と共に戦って!!!」
「勿論だ!おいらは龍助と共に戦うぞ!」
「リラ、頑張ってね。」
 リコが声をかける。リラが気合を入れる。
「おう!」
 リラの剣と『D.』の短剣を龍助が両手に構える。腕には朱里からプレゼントされたドラゴンの刻印の入ったブレスレットがきらめく。
 龍助が深呼吸を一回する。そして、涼の方へ目掛けて走りこんだ。
 
「来い!南龍助!」
 涼が、evolveした白い槍を龍助目掛けて押し出す。龍助が、右手のリラの剣で交わしながら、接近する。
「うぉおおおお!」
 オーラに包まれたまま朱里への想いを込めて龍助が加速した。涼が槍を振り上げて、すぐに龍助へ目掛けて振り下ろして跳ね飛ばそうとするが、オーラが邪魔して龍助へ届かない。そして、槍が力に耐え切れずに折れる。
「何ー!!!」
「うぉおお!!!」
 龍助が、左のひじを盾にする形で涼にぶつかる。涼が踏ん張るが、踏ん張りきれず、吹っ飛び後方の壁に衝突した。大きな衝撃音が走り、壁がひび割れる。
「ぐはっ!!」
 涼が顔を歪ませる。そして、槍が手からこぼれた。オーラに包まれた龍助がゆっくりと『D.』の短剣を構えて、涼を狙う。
 そして、彼の胸目掛けて突き出す。涼が諦めて、無防備で受け入れる。
 
 
 龍助の短剣は彼のわき腹すれすれの壁を突き刺したのだった。
「!?なぜだ、今、俺を倒すことが出来るのに。今までお前達を苦しめてきたんだ。お前も戦士なら、俺を一思いに消すが良いだろう。」
「はぁはぁ。僕は、無意味な争いはしたくないし、そもそも涼さんを敵だとは思えない。」
 龍助が肩で息をしながら、涼にもたれかかって答える。龍助の左の瞳は、もう元に戻っていた。オーラも少しずつ小さくなっていく。
「涼さんにとって正しいことは誰にとっての正しいことなの?自分自身はそれで良いの?大切な人にとってその正しいことが本当に良いことなの?」
 
「僕達は、魔界に刃向かいたい訳でもないんだ。大切なものを守りたいだけなんだよ。涼さんと戦っていて、なんとなくあなたの心の叫びを感じたんだ。あなたも迷いながらも魔界のために戦ったんだよね。それぞれに守りたいもののために。」
「身寄りのない俺には…、任務しかない…。弱い奴だ。」
 涼が寂しそうにうつむく。
「そんなこと無いよ。とっても強いよ。僕は、リラ,遥ちゃん,リコ,アル,光、そして心の中の朱里と一緒に闘ったから勝てたんだよ。ねぇ、僕達と一緒に、夢を追いかけませんか?アルが言っていたけど、仲間は多い方が楽しい、って。」
「仲間…夢か…この俺と?」
 龍助の提案に涼が驚く。
「そう、これもアルが言っていたんだけど、今は分からないかもしれないけど、自分にしか出来ないことがきっとあるから、それを見つけ出してそれをやり遂げるんだよ。『生きるということは、ある意味トレジャーハントみたいなものだ』って。でも、まだ僕も良く分からないんだけど。でも、分かるまで、朱里や仲間の夢を応援するのも、素敵なことだと思うんだ。涼さんも、どうかな?」
 
 龍助が剣を降ろす。そして、re-writeから開放し、リラが龍助の肩に停まる。
「龍助、朱里を助けに行こう!遥の容態も気になる。遥ー!」
 小さい翼で、パタパタと遥とリコの元へ飛んで行った。龍助が遥の所へ行くために向きを変えようとした時によろめき、涼がさっと支えてやる。
「ありがとう。」
「…。俺は…、今はどうしたらよいか分からない…。」
「すぐに焦って答えを出さなくていいんだよ。でも、少しでも僕達と仲間になっても良いかな?って思えた時は、僕は歓迎するよ。あ、槍を壊してしまってごめんね。」
 龍助が申し訳なさそうに微笑む。涼に支えられながら、遥の方へ歩いていく。
「涼さんは、本当は朱里を見守っていたんでしょう?僕は、どうしてもそんな気がしてしょうがないんだ。朱里や僕を倒そうと思えば、あなたなら出来たはずだから。」
「…。お前の好きにすれば良い…。」
 
 
「遥ぁ~!!!」
 リコの横でリラが気を失っている遥を心配して泣きついていた。龍助が心配して駆け寄る。すると、遥が、うっすら瞳を開く。
「は、遥~!!!大丈夫か?おいら、心配したぞ。」
「リ、リラ…。ありがとう、うっ。」
「大丈夫ですか?ご主人様、あまり無理をなさってはいけませんよ。」
 遥が起き上がろうとしたので、龍助が座らしてあげる。
「遥ちゃん、大丈夫?」
「龍助、勝ったの?大丈夫なの?ごめんね、あたし守ってあげるって言ったのに守れなかった…。」
「そんなことないよ。守ってもらった。僕の方が遥ちゃんを守れなかったよ。出来なかったら、今度はもっと強くなって仲間を守れるように強くなれば良いんだろう?遥ちゃんに教えてもらったんだよ。まだ僕達は生きているんだ。お互い頑張ろう。」
 優しく微笑みながら龍助が言う。遥が、ほっとして急に涙を流しながら龍助とリラとリコに抱きつく。龍助が遥の頭をなぜてやる。
 
 

イラスト:hata_hataさん

「南龍助。朱里はこの先の出口の廊下にある階段を上がった階の部屋にいるはずだ。早く行け。」
「涼さんも一緒に行こうよ。」
 遥を抱き起こして、肩を貸した状態で、龍助が涼に手を差し出す。
 一瞬、ためらった後、涼が微妙に微笑みながら手を出し、龍助と握手をする。
「悪いが、付いてはいけない。俺は、魔界の『レジェンド』だ。ディアブロ様を守るのが使命だ。気持ちだけは、頂いておく。」
「分かったよ。いつでも待ってる。」
 力強く、手を握る。
「ハルカリお嬢様…。いや、遥お嬢様。本当に今まで失礼いたしました。ご無事を祈っております。」
「涼さん…。いつかあなたに負けないような魔法力を付けれるように頑張るわ。色々迷惑かけてごめんなさい。」
 
 リラとリコがドアの前で待っている。
「行こう!朱里が待っている。」
「龍助様、早く行きましょう!」
 大広間を出る時、突然、涼がしゃべる。
「なぁ、お前の持っていた短剣は…?」
「『D.』と刻印があるこの短剣のこと?」
 振り返って、龍助が『D.』の短剣をかざす。
「これは、遥ちゃんのお父さんから預かったお守りだよ。」
「そうか…。」
「じゃぁ、またね。」
 龍助たちが出て行く。
 
 涼はゆっくりと座り込んだ。
『D.』の短剣を持った龍助に倒されたことで、本来の持ち主であった『D.』に「本当に正しいものとは何か、守るべきものは何か、信じるものは何か。」をもう一度考え直すように言われたように感じていた。
 涼が『D.』の剣を見た時に、彼の中の忘れられた記憶の欠片が少し戻っていたのだった。『D.』の短剣を持っていたのは涼の父だった。
 
 
to be continued...

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■Episode 001:

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■Episode 002:

♪:[light pink -I love you.-]

■Episode 003:

♪:[nu.ku.mo.ri.]

■Episode 004:

♪:[real]

■Episode 005:

♪:[color]

■Episode 006:

♪:[my wings]

■Episode 007:

♪:[I'll be there soon.(すぐ行くよ)]

■Episode 008:

♪:[promise]

イラスト:hata_hataさん

■Episode 017:

♪:[ドキ×2]

■Episode 018:

♪:[let it go!!]

■Episode 019:

♪:[N]

■Episode 020:

♪:[tears in love]
♪:[destiny]

■Episode 021:

♪:[Touch to your heart!]
♪:[you and me]

■Episode 022:

♪:[Happy Happy Love]

■Episode 023:

♪:[INFINITY]

■Episode 024:

♪:[さぁ、行くよ! \(@^▽^@)/♪]

■Episode 025:

♪:[pain]

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(楽曲:shin イラスト:hata_hata様)

 

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(楽曲:shin イラスト:hata_hata様)

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